発育葉について

明けましておめでとうございます、きよはら歯科クリニックの小川です。

皆さんは「発育葉」というものをご存知ですか?

発育葉とは、生えたばかりの前歯の永久歯の先端にある、ギザギザしたところをそう呼びます。

皆さんも鏡で前歯を見てみましょう。発育葉はありましたか?

発育葉は前歯でしっかり食べ物を噛み切るようにしていると、通常は半年ほどですり減って無くなります。ですが前歯がしっかり使えていないと、いつまでも残ってしまいます。

前歯で噛む、という行為は顔が発育するうえでとても重要です。前歯で噛むことによって顎の骨が刺激され、顔全体が正しく成長していきます。顔が正しく成長することにより、目がぱっちりと開いたり、鼻筋が通ったり、口元が引き締まったりと、個人差はありますがはっきりとした顔立ちになります。また、歯並びがきれいになったりもします。

前歯が生え変わるのはだいたい6~7歳頃ですので、小さなお子様がいらっしゃる方は前歯の状態をよく観察してみることをオススメします。そして、もし発育葉があれば、積極的に前歯でパンをかじったり、とにかく前歯で食べ物を噛み切ることを意識するようにしましょう。

肉まんを食べる男の子のイラスト

当院では歯並びや矯正についてのご相談も承っておりますので、興味のある方は是非ご連絡ください。

安佐南区民祭り

安佐南区緑井のきよはら歯科クリニック、院長の清原です。

本日、安佐南区民文化センターにて安佐南区民祭りが催されました。

その一画で安佐歯科医師会による「無料歯科相談室」が設けられ、

今回私が午前の部の担当として出務してまいりました。

まずびっくりしたのは、お祭りの規模と参加者の多さ!

想像以上に大規模のお祭りでたくさんの方がいらっしゃり大盛況!

地元安佐南区の活気に嬉しくなりました。

さてその中で歯科相談をしたのですが、これまた想像以上にたくさんの相談者が

来られました。歯科に興味を持っていただきありがとうございます。

その相談の中で最も多かったのが、お子様の歯並びについてでした。

「前歯が乳歯の後ろからはえてきたけど大丈夫?」

「前歯がガタガタだけど大丈夫?」

「歯医者で矯正を勧められたけどした方が良いの?」

などなど。

みなさん、お子様のお口にしっかりと関心を寄せて心配されているんですね。

とてもいいことです!

ただやはり相談に来られるお子様のほとんどが、顎が小さく歯が並びきらない様子。

最近、顎の成長不足による叢生(ガタガタ歯並び)が多いんですよね。

そこで当院がおススメするのが「スマイル小児矯正」です。

成長不足の顎を広げて、正しい成長に追いつかせ、歯並び、咬み合わせのみならず、

お顔、呼吸、姿勢も正しく治しましょうというものです。

当ホームページでも小児矯正のご案内をしているのでご覧になってください。

http://www.kiyohara-dent.jp/services/kyousei.htmlスマイル小児矯正

早ければ5歳前後から開始することもあります。10歳前後には終了したい治療法なので

相談はお気軽にそして、お早めにいらしてくださいね!!

お祭りに参加された皆様、お疲れ様でした!

 

よく噛んで食べよう!!

皆さん、こんにちは。

小児矯正にも力を入れている、きよはら歯科クリニック 歯科助手の岡本です。

9月に入り涼しくなり、過ごしやすい季節になりましたね。

食欲の秋、今回は「よく噛んで食べよう!!」をブログのテーマにします。

歯医者では、毎日たくさんのお子様の歯並びを治しています。

悪い歯並び(歯が重なっている・叢生(そうせい))は子どもの40%に見られます。

なぜそうなったのでしょうか?

成長と共にアゴが正常に育たず、歯並びが悪くなっているのです。

どうしてアゴが育たないのでしょうか?

それは…「使ってないからです!!」よく噛んでしっかり使うことにより、アゴや顔の骨、筋肉が育ち、歯並びは自然に整ってきます。その結果、顔全体がバランスよく成長します。歯並びは悪くなってから治すのではなく、悪くならないようにどうするかということも大切です。

こういった「自分の体」を「自分の力」で育てることが、歯並びの治療、子ども達の成長に必要です。

「よく噛む」ことを毎日の生活の中に取り入れてほしいのですが、せめて最初は、週一回の日曜日だけでも、歯を使って「よく噛む」ということを家族みんなで考えてみましょう(*^_^*)

手でつかむ、かぶりつく、顔いっぱい動かして食事をする。こういった行為は大人のマナーの世界では歓迎されませんよね。でも、子ども達は違います。子ども達には体中を使って食事をすることが成長の上で大切なのです。

お上品にちょこちょこ小さく切ったものや、軟らかいものばかり食べていると、アゴの発達しない草食系な大人になると言われています。食べ方が下手だからと言って、小さく切ったり、軟らかいものばかりにしていると、いつまでたっても食べること上手にならずに子どもの成長の可能性をストップさせてしまいます。子ども達は日々成長し、そしてこの成長はいつか終わります。

アゴの成長は、女の子は14才、男の子は17才位までにはほぼ終わってしまいます。正しい成長を期待するために、マナーには目をつぶって、時にはワイルドに前歯でかぶりつかせることも必要です。

当院の待合室に、「よく噛む日曜日ごはん」という本が置いてあります。ガブリとかじりついたり、ポリポリ前歯を使ったり、ガジガジ、サクサク、モグモグと前歯や奥歯を色々な使い方をして食べる、おいしい食事のレシピがたくさん載っています♪♪

興味をもたれた方は、当院で購入もできますのでお気軽にスタッフまで声をかけてくださいね!!(●^o^●)

しっかり噛んで、素敵なお顔と歯並びにしていきましょう。

 

床矯正医院活性化セミナー

こんにちは。きよはら歯科クリニックの歯科衛生士 益岡です。

 

先日、福岡県で行われた『床矯正医院活性化セミナー』を代診Drの村岡先生と受講させていただきました。そこで学んだことや思ったことを今回のブログのテーマとさせていただきます。

 

床矯正については、以前院長がブログで紹介しておりますのでご覧ください。また、トップページの小児歯科・小児矯正からも見ることができます。

 

今回のセミナーでは、全国各地の床矯正をされている歯科医院の先生やスタッフの方々が来られ、各医院の床矯正の取り組みについての発表をお聞きしました。

 

当院では、床矯正を始めて6年ほど経ちます。これまで院長や副院長が主体となって、床矯正の説明や検査、装置のチェックや指導を行ってきました。最近では、私を含め当院の歯科衛生士も床矯正の勉強をし、少しずつ業務を任せていただけるようになりました。まだまだ説明や検査の方法など、改善が必要そうなところがたくさんありました!当院でも、お子様や保護者の方々にもっとわかりやすくスムーズに治療を提供できるように努力していきたいと思っています。

 

歯科医師だけではなく、歯科衛生士や歯科助手も、よりお子様や保護者の方々に近いところで床矯正治療に携わることができます。床矯正は年単位でかかる治療ですが、歯並びが良くなって喜んでいるお子様の姿を目にすると、私たちもとても嬉しく、この仕事をしていてよかったなと思います。

まだまだ至らぬ点は多々あるかと思いますが、精一杯こちらでもサポートさせていただきたいと思います。

プレオルソ研究会に参加しました~その3~

広島市安佐南区緑井の小児矯正に力を入れている、きよはら歯科クリニックの
院長清原です。

さて、今回も引き続き「プレオルソ研究会に参加しました」のお話です。

前回、今井一彰先生の講演の中で、「V字型の上あごの子供は病気にかかりやすい
というお話を紹介しました。
V字型の上あごとは、前歯の方がとんがった顎の形で、 歯並びもガタガタになっている状況です。これに対し、理想的な顎の形はU字型です。
V字型になる原因は、アゴの成長不足です。その結果、鼻呼吸がしにくくなり、口呼吸になってしまい、風邪をひきやすいなど病気にかかりやすいという事でした。

そこで当院のお勧めする「スマイル小児矯正」の出番です。
アゴの成長不足によるガタガタ歯並びは、なるべく歯を抜かず、プレオルソや床装置(床矯正)などを使って、アゴを正しい大きさに成長させることで治す方が理想的です。(もちろん抜歯せざるを得ない、抜歯した方が良いケースもあります。ただその場合、歯並びはきれいになりますが、アゴは小さいままになります。)

アゴが小さい=呼吸しにくい、かみ合わせが悪くアゴがスムーズに動かない
そうすると、将来的に色々な身体の不具合が起こることがあります。
例えば、頭痛、肩こり、腰痛、顎関節症、うつ病、アレルギー性疾患、睡眠障害、睡眠時無呼吸症候群、慢性疲労などなど。
(※当院では、そういった大人の方向けに咬合治療も行っていますが、この話はまたの機会に…  上記の症状にお悩みの方はご相談ください)

アゴを正しく成長させるとV字型からゆったりとしたU字型へ変わっていきます。
すると、ガタガタ歯並びがきれいになると同時に、鼻の容積も大きくなり、鼻呼吸しやすくなるんです。
病気にかかりやすくなる口呼吸が改善されて、将来的な健康も手に入れることができるうえに、お顔も歯並びも正しく美しく成長してくれるなんて、いいことづくめじゃありませんか?
お子様の未来を考えると、小さいうちから「スマイル小児矯正」に取り組んだ方が良いのは間違いない!と私は信じています。

実は私が最近になってスマイル小児矯正に力を入れだしたのは、自分の娘のためでもあります。
家内は子供の頃に抜歯矯正をしており、遺伝的要素もあってどうやら娘もアゴが小さく歯並びが悪くなりそうということがわかりました。
今現在は、固い物をかむ訓練中ですが、あと数年して矯正適齢期に入ったら、もちろん「スマイル小児矯正」をするつもりです。
娘の矯正が始まったら、またここで紹介していきますね!

(※矯正については色々な流派や考え方があります。ここでご紹介している方法もたくさんある中の一つの方法です。)

勉強会について

最近、小児矯正にはまっている、院長の清原です。

私がちょくちょく行っている勉強会ですが、歯科関係ではない一般の方にはよくわからないと思うので、ちょっと説明します。
(○○学会、○○勉強会、○○講習会、○○セミナーなど言い方もたくさんあるのですが、ここでは全部ひっくるめて勉強会としておきます。)
医療技術・知識は日進月歩。常に進化していますし、大学6年間ではとてもとても学びきれる量ではないので、国家試験に合格して、歯科医師になったとしても、日々勉強しないといけないんですね…。

私たち、歯科医療従事者向けの勉強会って、すごくたくさんあるんです。
インプラント、根管治療、入れ歯、歯周病、矯正など治療のことから、スタッフ教育、医院マネジメント、自己啓発系などなど
しかも、例えば矯正の勉強会と一口に言っても、いろんな先生のいろんな流派があったりして、全部合わせるとほんと数えきれないくらいの勉強会があります。

内容も、講演会だったり、症例発表・検討会だったり、実習(器械や模型などを使って実際に治療の訓練をします)だったり、
単発コースや年間コースだったりとそのスタイルも様々で、毎月、毎週、どこかで何かしらの勉強会が行われているんですね。

(先日ブログでも紹介した接遇セミナーは、講師の先生にわざわざ当院まで来ていただき、指導していただく珍しいタイプです!
なかなかそこまでやっている医院は少ないんですよ!(笑&自慢))

もちろん全部行けるわけもないので、口コミだったり、紹介だったりで、選りすぐって良い勉強会に参加しています。
勉強会は休日を費やし、県外に行って(勉強会は大都市で開催されることが多く、広島は少ないんです)参加するので、正直疲れて大変だったり、家族に我慢してもらっている所もありますが(泣)、
全国から意識の高い多くの先生が集まっているのを見ると、私ももっと頑張らなきゃ!とモチベーションアップになりますし、
何より学んだことを患者さんの治療で生かし、患者さんに喜んでもらえると「やって良かったーー!!」と、元気・やる気・勇気がわいてくるんですね。
疲れてもそれを通り越して快感を得られる、マラソン選手のランナーズハイみたいなものでしょうか(笑)

と、いうわけで、5/21(日)にプレオルソ矯正アドバンスコース・実習編に大阪まで行ってきました!
4月に行ったプレオルソ研究会とはまた別の勉強会で、今回は実習編の名の通り、講義だけでなく、実習もしてきました。

プレオルソとはマウスピースを使った矯正法で、基本ワイヤーを使わないのが特徴ですが、そこにちょっとワイヤー矯正を加えてやると、治りがよくなったり、適応症例が増えたりと、鬼に金棒的に効果アップするんです。

そのワイヤー矯正テクニックを実習で学んできたというわけです。

プレオルソの考案者、大塚先生の講義は面白くまたわかりやすいので、楽しく勉強会に参加できました。下の写真は今回の勉強会の修了書です。

さっそく明日からの診療に生かしていこうと思います!!患者さんに喜んでもらえるといいなあ…。

 

プレオルソ研究会に参加しました~その2~

小児矯正に力を入れている、広島市安佐南区緑井のきよはら歯科クリニック・院長の清原です

前回に引き続き、プレオルソ研究会でのお話をします。
ところで「あいうべ体操」って、皆さんご存知ですか?
最近では特にインフルエンザが流行る季節になると、よくTVでも紹介されてるのでご存知の方も多いと思います。
「あー、いー、うー、べー(舌を思いっきり出す)」と言うだけの簡単なお口の体操です。

今回のセミナーでは「あいうべ体操」の考案者・今井一彰先生(福岡でみらいクリニックを開業されているお医者さんです)の特別講演がありました。

「息育のすすめ」というお話でしたが、とても大切で為になるお話だったので、ここで紹介したいと思います。

息育とは、口腔筋を鍛え、舌を正常な置に保持し、正しい鼻呼吸で生活することにより健康な日常を過ごせるようにすることです。

ごくごく簡単にまとめると

・口呼吸は体の健康にとって良くない
・アトピー性皮膚炎やIgA腎症など色々な病気の増悪因子となる。
・よって口ではなく鼻で呼吸しましょう。
・鼻呼吸は病気の予防の他、脳の活性化にもつながる
・病気にかかりやすい子は上あごを見ればわかる
・V字型の上あご(狭い)は要注意=鼻の容積が少ないので鼻呼吸しにくい
・あいうべ体操で、口周りの筋肉、舌を鍛えて、鼻呼吸に治すことで健康な体を手に入れよう

いかに鼻呼吸が大切で、いかに口呼吸が悪いか、そしてその改善のためには「あいうべ体操」がとても有効です、というお話でした。
(詳しく知りたい方は今井先生の書籍をご覧になってください。目からウロコの情報が満載です!)

当院でも、あいうべ体操を「スマイル小児矯正」のお子様をはじめ、たくさんの患者さんに紹介しています。
お子様だけでなく、大人の方にも有効です。いろんな病気の予防にもなるんですよ。

あいうべ体操は、簡単、いつでもどこでも誰でもできて、お金もかからない、患者さんファーストの治療法なんです!!

もちろん私もお風呂に入っているときに「あーいーうーべーーー」とやっています!皆さんも今日から一緒にやりませんか!?

プレオルソ研究会に参加しました~その1~

広島市安佐南区緑井のきよはら歯科クリニック・院長の清原です。

4/9(日)に、福岡にて「第3回プレオルソ研究会」に参加してきました。

プレオルソって何?

プレオルソとは、簡単に言うとマウスピースを使った矯正方法です。

出っ歯や受け口などのかみ合わせの改善、ガタガタ歯並びの改善、

口呼吸から鼻呼吸への改善、お顔の正しい成長 などが期待できる治療法です。

マウスピースをくわえるだけで簡単に行え、痛みもほとんどないので

今、とても注目されている矯正方法なんですよ!

当院ではこの「プレオルソ」や「床矯正」、「MFT」などをミックスして

お子様向けの非抜歯の矯正「スマイル小児矯正」を推奨しております。

歯並びが悪い
お口がポカンと開いている
いつも鼻がつまって口で呼吸している
出っ歯、または受け口が気になる
など当てはまる方は、お早めにご相談ください!