根管治療中の注意点について

 

こんにちは。安佐南区緑井にあるきよはら歯科クリニック 歯科医師の村岡です。

広島県もようやく新型コロナウィルス感染拡大による緊急事態宣言が解除されましたね。

学生の患者様からも今週から毎日ではないけれど、登校できるようになるとうかがいました。

改めて人と交流する楽しさを実感しているのではないかと思います。

しかし、まだまだ油断は禁物です。きよはら歯科クリニックでも引き続きできる限りの対策をとっていきますので、患者様もご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。

さて、このコロナの感染拡大による影響は数えきれないほどあると思いますが、そのひとつにセミナーの相次ぐ中止がありました。

私たちきよはら歯科クリニックのスタッフは、歯科医師、歯科衛生士、歯科助手それぞれが休日を利用してスキルアップのために多くのセミナーに参加しております。

しかし、今年度申し込んでいたセミナーのほとんどから開催中止の通知が届き、非常に残念な思いをしております。

そこで、私たちが利用しているのがオンラインセミナーです。

その中のひとつに、歯科医師全員で受講しているペンエンドセミナーというものがあります。これは、全8回にわたって根管治療について1から学んでいくものです。

その中で一貫して言われているのが根管処置の成功の鍵は無菌的処置ということです。そして、それに関連して個人的に印象的だったことを紹介します。

根管治療を受けたことがある方は、次の治療までの間に仮の蓋を詰められた経験があるかと思います。これは口腔内の唾液に含まれる細菌が根管の中に侵入しないことを目的としたものです。

ただし、この仮の蓋で感染を防ぐことができるのは約1ヶ月間なのだそうです。

通常のペースで通院していただければ問題ないのですが、やむを得ず次の来院までに1ヶ月以上空くようならば事前にお申し付けください。仮の蓋の種類を硬いものにするなどして対応いたします。

また、次の治療までに仮の蓋が丸ごと取れてしまった場合、その瞬間から根管内に細菌感染が拡がっていきます😱

その場合は、痛みなどの症状がなくても仮の蓋のやりかえをしにご来院いただきたいので、是非お電話をください。

それでは、良い週末をお過ごしください。