デジタル時代到来②

広島市安佐南区緑井
きよはら歯科クリニック、
入れ歯治療にはまっている院長の清原です。

デジタル第二弾です。
前回、矯正治療にデジタル化の波
やってきているお話をしましたが、
虫歯治療にもその波はやってきています。

コンピュータを使った切削機器を利用して
補綴物(詰め物、かぶせ物)を
作る技術も発達してきました。
かなり昔からその技術は
日本にも入っていたのですが、
当初は非常に精度が悪く、
私は「こんな精度の悪いもの
患者さんのお口に入れられない」
検討の結果導入しませんでした。

しかし、年々と技術は進歩し、
最近ではiOSと併用することで
かなり精度の高い補綴物が
作製できるようになってきています。

そしてとうとう保険診療でも
iOSを使った白いデジタル補綴物が
つかえるようになってきました。

保険診療で安く白い補綴物を
作れるようになったのは
患者さんにも大きなメリットですが、
ただし残念ながら補綴物の材質は
自費診療で使うジルコニアやセラミックと違い、
精度、耐久性はかなり落ちるので
注意が必要です。

実際にCADCAM冠と呼ばれる
保険適応の白いかぶせ物は外れやすい!
(一説には5年で4割脱離する
といったデータもあるようです)

私が実際にやってみた感想では、
土台となる歯や咬合に問題がなければ
ちゃんとくっつきますが、
例えば土台の歯が短かったり、
歯ぎしりがあったりと
環境が悪ければ、
今までのかぶせ物に比べ
やはり外れやすい傾向にあると思います。

歯医者の立場としては
よかれと思ってした治療が
外れることで患者さんの
不信感を招くことになるので
非常に悩ましい状況です。

私としては、強度、耐久性、審美性に優れた
オールセラミックやジルコニアを
おすすめしたいですね。

そして、デジタル化の波は
入れ歯にも及んできています。

そのデジタルデンチャーを学びに、
先日大阪までセミナーを受けに、
そして兵庫で開業している同級生の元に
見学に行ってきました。

 

最近では、入れ歯のデータを
iOSやCTで取り込んで、
3Dプリンタでその入れ歯の
コピーを作る技術が出てきました。

そのデータがあれば、
もしも入れ歯をなくしたり、
壊れたりしてしまっても、
短時間でほぼ同じ物を
作ることができるんです。

今までは入れ歯を作るのに
急いでもⅠか月はかかっていたのが
数日でできあがるのは
すごい技術の進歩です。

セミナーでは入れ歯をCT撮影し、
そのデータを加工処理して
コピーを作る方法を学びました。

原理はわかったのですが、
いかんせんパソコンが苦手な私は悪戦苦闘。
非常に面白くもあり、
また難しい授業でした。

兵庫県で開業している同級生の永井君は、
大学時代からの親友で
今でも時々ご飯を食べたり
サウナに行ったりする仲です。

永井君の医院には立派な技工室があり、
技工士さんを雇って直に連携することで
デジタル技術を駆使して
最先端の治療を行っています。

私も勉強会好きと自負している方ですが、
永井君はそれを上回る勉強オタクです。
彼のバイタリティには
いつも刺激をもらいます。

今回はデジタルデンチャーについて
色々と教えてもらいました。

 

そして永井君の強い勧めもあり、
iOSをもう1台購入してしまいました!
プライムスキャンという機種です。

2024年4月に紹介したアイテロ
https://www.kiyohara-dent.jp/blog/?p=4180)は
インビザラインができる唯一のメーカーで、
補綴もできるのですが、
矯正に強いイメージです。

対してプライムスキャンは
インビザラインはできないのですが
補綴に滅茶苦茶強い!

現時点では補綴モードでは
最高の精度を誇るのではないかと思っています。
(自分調べ)

実際に使ってみると
撮影スピードも速く、とてもスムーズ!
患者さんも、最新の技術と
粘土の型どりがなくなったことに
非常に感動して喜ばれています!

これから保険診療でも
どんどんiOSを使うことになるので、
この2種類のiOSを駆使して行こうと思います!

 

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小児矯正にご興味ある方はお早めにご相談ください!

 

 

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